元IBF世界ミニマム級、同WBAライトフライ級王者の京口紘人(31=ワタナベ)が、3階級制覇に失敗した。WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米国/帝拳)を相手に12回を戦い、0-3判定負け。日本8人目の偉業達成はならなかった。

22年11月に当時WBC世界ライトフライ級王者だった寺地拳四朗との統一戦に7回TKO負けして以来、2年4カ月ぶり10度目の世界戦。フライ級転向後は不運な判定負けも経験したが「思ったよりも早くチャンスをいただけた。いろんな経験を経て今がある」と、プロ10戦目の王者に対して歴戦のキャリアに自信を持っていたが、オラスクアガの勢いとパワーを攻略できなかった。

2度目の防衛戦のオラスクアガは、王座獲得戦が3回KO、初防衛戦は1回TKO勝利と、前半から破壊力のある強打でプレッシャーをかけてくる。それを想定して“後半勝負”の長丁場を意識した調整をしてきた。1~2月に2週間、標高1500メートル超のメキシコ・グアダラハラで合宿。現地で約60ラウンドのスパーリングを消化。「酸素の薄いすごくハードな環境で精神面でも進化できた」と、スタミナとともに大きな自信をつけた。しかし、生粋のフライ級の王者はタフだった。

インフルエンサーの“あきまっくす”こと亜希夫人と23年1月に結婚。アスリートフードマイスターの資格を持つ夫人の考えた食事メニューで減量に成功。「妻のサポートのおかげでフライ級で一番良い状態」(京口)でリングに上がったが、二人三脚で臨んだ結婚後初の世界戦で結果を出すことができなった。