2日に東洋太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦して引き分けた同級5位神足茂利(28=M・T)が急性硬膜下血腫と診断され、緊急開頭手術を受けたことについて、所属のM・Tジムが、7日までに公式ホームページで、現状を説明した。
「いつもM.Tジム、弊ジム所属選手たちをご支援くださり、誠にありがとうございます。
報道やSNS上ですでにご存知、ご心配いただいている方々が多数いらっしゃると存じますが、
幣ジムとして改めまして、皆様にご報告させていただきます。
所属ボクサーである東洋太平洋スーパーフェザー級5位、日本同級5位の神足茂利選手が8月2日、東京都内の病院で急性硬膜下血腫のため手術を受け、入院治療中です」
その上で、2度の手術を受けたことを報告した。
「神足選手は同日に東京・後楽園ホールで行われましたメインイベントの東洋太平洋タイトルマッチに出場し、12ラウンド引き分けという裁定が出て医務室に入った後、頭痛を訴えてしだいに意識を失いました。
病院に向かうまでは時間を要しました。が、搬送先の当直に脳外科の先生がおられたことは、本当に不幸中の幸いでした。迅速、適切な診断、処置をしていただき、手術へと進むことができました。
脳の出血、腫れがひどく、2度目の手術が必要となりました」
手術後の経過について、以下のように説明した。
「依然として意識はなく厳しい状況で、脳の状態の安定と全身状態の回復を目指す治療が続いています。本日6日もドクターとご家族とお話させていただいたところ、神足選手は目を動かして反応し、現在、この状況の中にも明るい兆しを感じさせてくれています。いまはご家族しか面会はできない状況にもかかわらず、事故発生から多くの関係者、ボクサー仲間の方々がお見舞いに来てくださっていますが、そのような皆様の祈りが神足選手にきっと届いているのだと思います」
試合に至る過程や試合内容についても触れた。
「このような事故に至っていなければ、このタイトル初挑戦は神足選手のこれまでのベストバウトであり、今後につながるべきものだったと思います。万全のコンディションをつくり、減量も過去最高に順調にいったと話していました。計量当日にジムで集合し、100グラムオーバーを確認して会場へ向かい、現場ではパンツを脱いでちょうどリミット、計算通りでした。試合も、練習でやってきたことを十分に出せていました。最後までしっかり戦い切れた、誇れるパフォーマンスです」
それだけに、試合後の推移について、悲痛な思いが文面からにじんだ。
「しかし、重大な事故になってしまいました。我々は、防ぐためにできることはなかったか。ボクサーをリングへ送り出す者の責任として、ほんとうに真摯に受け止め、考えてまいります。
神足選手は現在も懸命に戦っております。
今はとにかく、彼の生命力を信じています。
ボクシングファンの皆様、関係者の皆様。ご心配をおかけし、申し訳ありません。
どうか皆様も神足選手の回復をお祈りいただきますよう、心からお願い申し上げます」と締めくくった。

