プロレスリング・ノアのシングルリーグ戦「N-1VICTORY(ビクトリー)」がいよいよ、9月8日の後楽園大会で開幕する(優勝決定戦は9月23日後楽園大会)。昨年、一昨年と惜しくも準優勝に終わったが、過去2度N-1を制し、今年も優勝候補の一角に挙げられている拳王(40)に今大会に向けての意気込みを聞いた。
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-今大会で拳王選手自身が一番心待ちにしてるのは何ですか
「一番はこの前、GHCヘビー級タイトルマッチで(OZAWAに)完敗したブレイクダンス対決だな」
-ブレイクダンスは練習しているんですか
「ちょこちょこ練習してる。コツはつかんだんだけど、あとは練習回数、そこだけだな」
-OZAWA選手はかなり上手です。勝つのはなかなか難しいのでは
「プロレスではオレの方が強いと証明できたからな。やっぱり伸びきった鼻をへし折るには、ブレイクダンスでも倒さないといけないっていうところだよね」
-そのOZAWA選手について拳王選手は、どう評価しているんですか
「一選手として? うーん…身体能力とかもね、普通の人にはできないような技もできるくらい、ある分野ではすごい長けてると思う。そこら辺は評価するところではある。でもやっぱり干されてた人間が急にチヤホヤされて、勘違いしてるなというところがあるな。悪の軍団のトップといっても、本人はもう気持ちの中ではベビーフェイスを気取りまくってる。そういうところが見えるので、上の人間が、ノアに闇があるんだったら、闇を使ってでも教えないといけない」
-そのOZAWA選手がよく言う「ノアの闇」の話なんですが、拳王選手は「ノアの闇」はあると思いますか
「あいつが何のことをノアの闇と言っているのか分からないけど、まあ、あるんじゃないの。まあ、その闇が何なのか。あいつは清宮、清宮と言っているけど、拳王かもしれないし」
-でも闇の話の時に拳王選手の名前はあまり出てきません
「だから本当の闇かもしれない。その闇を使ってでもあいつにちょっと教えてやりたいと思うよな。そもそもあいつはノアの闇が生んだ産物だと思うんだけど、会社としては(OZAWAの台頭で)お客さんも入るようになって喜んでるかもしれないから、それなら、もっとひどい道場にしてやったらいいんじゃないかなって思うけどな(笑い)」
-同じBブロックには、いつもギクシャクしている丸藤正道選手もいます
「うーん…5年ぶりのN-1参加って、よくまあこれだけ出ずに、のうのうと偉そうにできたなっていうところだよな。動けなかったのか、これだけ(連戦で)シングルマッチするのが嫌なのか。仮に会社に出るなって言われてたとしても、副社長権限を使ったら普通に出れただろ? その中で、この前の(王者KENTAに挑戦した)GHCヘビー級王座戦を見てて、ちょっと心配になったよ」
-どのあたりが?
「リーグ戦で2週間のうちにシングルマッチ6試合もできるのかなっていう。ケガだけはしないでくれよな…」
-じゃあ普通に戦えば、今の丸藤選手であれば簡単に勝てると
「そんな感じのタイトルマッチをしてたので。オレは普通にやれば余裕で勝てるんじゃないかな」
-その他、Bブロックで注意する選手は
「いないだろ。OZAWAにブレイクダンスで勝てば、もう突破できるんじゃないか。プロレスの強さだったら、オレが一番強いなっていうところがあるんで」
-それでは反対側のAブロックの選手で、決勝で当たりたい選手は
「この前(GHCヘビー級王座防衛戦で)負けたKENTAとは戦いたいなって思うけど、チャンピオンがリーグ戦を突破するってほんとないんで。(当時のGHCヘビー級王者清宮海斗が優勝した)去年が稀に見るリーグ戦だったんじゃないのかなっていうくらいチャンピオンはリーグ戦で負けちゃうので、KENTAではないのかなって」
-オール・レベリオンで共闘したこともある、その清宮選手はどうですか
「清宮が今どんな考えでいるのかっていうのが一番気になるよな。去年GHCチャンピオンでN-1でも優勝して。今なんて全然フューチャーされずに。プロレスリング・ノア自体も清宮推しをいきなり取り下げるぐらいのドライな会社だなとは思うけど(笑い)。逆に清宮は会社批判とかしたら面白いなと思うんだけどね。そういう頭を持ってるか持ってないのかもちょっと見どころかな(このインタビューの後、自分の扱いについて清宮が試合後に会社を批判)」
-清宮選手は正統派ベビーフェイスから“狂乱のプリンス”へのキャラ変がうまくいっている感じもしていましたが、そこもやりきれてない感じですか
「そこらへんが清宮たるゆえんかな。いきなり会社からハシゴを外されたらもう何も表現力がなくなるという。今、一番自立するチャンスだなっていうところではあるので。どういうふうに自分をプロデュースしていくか。10年目で、ここで自分でプロデュースできるかできないかで今後のプロレス人生も変わってくる。そういうところもN-1の中でも見ものだな」
-そういう自己プロデュース能力とか、何かを考え出す能力では拳王選手は突出していると思います
「でもプロレスラーとして、その部分は長けてないとやっぱりトップには行けないと思う。それこそノアに闇があるという風に言われてるけど、まあそんなものは全部生え抜き同士の話だろ。生え抜きじゃなかったら、そのぐらい何かしらの嗅覚を持ってやっていかないと注目もされないし、トップにも行けないよな」
-最後にファンの方々へのメッセージを
「初めてリーグ戦を見るクソ野郎ども! 星取表を見て、追っていくのが面白いと思うから、もう毎大会、星取表を見ながら、好きな選手を応援しながら、一試合も見逃さずに見てくれ。ABEMAでもWRESTLE UNIVERSEでも配信するからな」
※N-1ビクトリー出場選手
▼Aブロック KENTA(初出場)、清宮海斗(2年連続5回目)、征矢学(3年連続5回目)、佐々木憂流迦(2年連続2回目)、藤田和之(3年ぶり3回目)、遠藤哲哉(初出場)、マサ北宮(7年連続7回目)、ダガ(初出場)
▼Bブロック ガレノ(初出場)、丸藤正道(5年ぶり3回目)、拳王(7年連続7回目)、稲葉大樹(2年ぶり3回目)、ジャック・モリス(4年連続4回目)、晴斗希(初出場)、リッキー・ナイトJr.(初出場)、OZAWA(初出場)

