プロボクシングWBC世界バンタム級王者井上拓真(30=大橋)が5月2日、東京ドームで同級4位の元世界4階級制覇王者井岡一翔(36=志成)との防衛戦に臨むことが6日に発表された。同じ興行で兄の4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)がWBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(28=M・T)との防衛戦に臨むダブル世界戦として開催。井上拓は「日本人として井岡選手に初めて黒星をつける」と大きなテーマを掲げた。

昨年11月、格闘技を通じてプロ無敗だった那須川天心(帝拳)に判定勝ちし、WBC世界同級王座を獲得。那須川に初黒星をつけ、世界王座に返り咲いていた井上拓は「前回みたいなモチベーションの高さでこれている。楽しみな1戦」と集中力を研ぎ澄ませた。初防衛戦となる挑戦者の井岡は同学年の元世界4階級制覇王者田中恒成、元世界3階級制覇王者八重樫東ら自身のゆかりの日本人選手と対戦し、対日本人無敗を続ける。

井上拓は「ここまで経験値のある選手とやるのは初めて。最初は井岡選手との対戦は想像していなかった。運命的というか、前回に続き持っているなと思う」と胸を躍らせた。東京ドームで兄弟そろって2度目の世界戦となる。兄弟そろって2度目のドーム世界戦も史上初めてとなるだけに「しっかりと自分が良いバトンをつないでそのまま勢いで送り出せたらいい」と気合を入れ直していた。