プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が2日、東京ドームでWBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(28=M・T)との防衛戦に臨む。1日には東京・後楽園ホールで前日計量が行われ、両者そろって出席。リミット(55・3キロ)よりも200グラム少ない55・1キロでパスした中谷に対し、井上はリミットで1発クリア。その後、ファン公開となる計量セレモニーに登場した。
4月30日の試合前会見では一切、視線を合わせなかった両者。決戦を前日に控えた計量後には約13秒間のフェースオフ(にらみ合い)も展開。会場に詰めかけた1245人のファンを最高潮に盛りあげた。
中谷と静かに火花を散らした井上は「すごく良い状態で仕上がっているし、お互いに明日に向けて申し分のない状態」とうなずいた。さらに「今回が1番、(減量が)スムーズにいった気がする。すべてにおいてやってきたこととモチベーションのところで減量を苦に感じないほどの試合に対する楽しみさや、気持ちが強かったでの。減量すらも楽しめた」とコンディションづくりの手応えも口にした。
32戦無敗対決。米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキングで井上は2位、中谷は6位。世界注目のPFP対決でもある。井上は「明日は、策というか、どう戦うかというものは一つではなくて。自分の中でいろいろな考えがある。感じたまま生きたいなと思う」と気持ちを引き締めた。
興行名は「THE DAY~やがて、伝説と呼ばれる日」と銘打たれている。井上は「その伝説は井上尚弥だったと言わせるような日にしたい」とキッパリ。4団体統一王者としての風格を漂わせていた。

