ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が10万ドル(約1600万円)以上の特製リング(指輪)贈呈にも触発され、頂上決戦に向けて気持ちを高ぶらせた。2日、東京ドームでWBA、WBC、WBO同級1位中谷潤人(28=M・T)との防衛戦を控え、1日に都内で前日計量に出席。200グラム少ない55・1キロでパスした中谷に対し、リミット55・3キロでクリアした。WBCから勝者に贈られる豪華リングがお披露目され、大きな発奮材料となった。
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劣勢予想を覆す-。計量パスした中谷は「バッチリ。悔いなく仕上げることができた」と手応えを口にした。公開計量で歓声を浴びると「たくさんの人の前に立つとエネルギーをより感じるので幸せ」と燃えた。海外ブックメーカー(賭け屋)のオッズでは中谷が不利。英大手ウィリアムヒルは井上の勝利に1・25倍、中谷の勝利は4倍がつく。だが中谷は「いろんな意見があると思うが、僕が積み上げてきたものが出るリング。その歩んできた僕のストーリーをしっかり発揮して勝利したい。(WBC特製リングを)取ります」と力強く宣言した。
◆WBCクラウンシリーズ統一王座リング(指輪) 4団体統一タイトル戦でビッグマッチに認定されたカードで製作されるスペシャル指輪。昨年9月、米ラスベガスで行われたアルバレス-クロフォード戦の4団体統一スーパーミドル級タイトル戦で初製作。626個の宝石が散りばめられ、うち573個がダイヤモンド。表面はWBA、WBC、IBF、WBOの世界主要4団体を宝石で表す。時価総額は10万ドル(約1600万円)以上。

