ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が2日、東京ドームでWBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(28=M・T)との防衛戦に臨む興行は、推定40億円というビッグイベントになった。
複数の関係者の話を総合すると出場選手のファイトマネーを含む興行全体の総費用が推定40億円に到達したことが2日、分かった。
井上が中谷と拳を交える「世紀の一戦」は、国内記録となるデビューから32戦無敗同士の激突。米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=体重差が同じと仮定した最強選手)の2位が井上、6位が中谷。世界からも注目される同カードをメインに据えた興行にふさわしい国内最大級イベントとなった。
今回の東京ドーム興行に合わせ、井上が金融持ち株会社のSBIホールディングスとスポンサー契約を結んだと発表。同ホールディングスのロゴがリングマット、リングローブなどに掲出。関係者によると、日本を代表する総合金融グループとの契約は選手の報酬アップの大きな後押しとなったという。所属ジムの大橋秀行会長(61)は4月30日の記者会見後に金額は伏せながらも「ファイトマネーは巨額。2人とも過去最高額だと思う」と明かしていた。
88年、90年と東京ドームで開催された元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の防衛戦の総費用は当時20億円だった。22年4月、さいたまスーパーアリーナで行われたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となった村田諒太(帝拳)-ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦の興行総費用は20億円以上だった。24年5月、東京ドームで行われた井上-ルイス・ネリ(メキシコ)戦は海外報道で推定30億円と報じられた。今回の推定40億円となる大幅な更新となるイベントとなった。

