国際プロレスをスタートに多くの国内プロレス団体を渡り歩いたラッシャー木村さん(本名・木村政雄=きむら・まさお)が、24日午前5時30分、腎不全による誤嚥(ごえん)性肺炎のため都内の病院で死去した。享年68歳。

 木村さんは大相撲廃業後、日本プロレスに入団し、多くのプロレス団体を渡り歩いた。国際プロレス時代に行った日本初の金網マッチから「金網の鬼」と呼ばれた。全日本プロレスに入ってからは、故ジャイアント馬場さんらを相手にしたマイクパフォーマンスで人気を博した。ノアに移籍後、脳こうそくに倒れ、2004年7月の東京ドーム大会で、ビデオ出演したのを最後にファンの前から姿を消していた。

 通夜、葬儀はご家族の意向により親族のみで執り行う。