<ゼロワン:元気1>◇24日◇東京・ゼロワン道場

 橋本大地(19)が大谷晋二郎(38)との師弟コンビで、佐藤耕平(33)横山佳和(23)組を破った。今年3月にデビューした橋本にとって、今月16日に大谷とのタッグで挙げた初勝利に次ぐ2勝目。

 デビュー1年2カ月の横山が、後輩の橋本に闘志をむき出しにした。ボディースラムで何度もたたきつける横山に対し、橋本はキックで応戦してヒートアップ。最後は、橋本が佐藤をリング下でブロックする間に、大谷が横山からラクダ固めでギブアップを奪った。

 破壊王と呼ばれた故橋本真也さんの息子として注目を集める橋本に対して、前日の柿沼謙太(24)に続いて同世代の横山が牙をむいた。橋本は「今日は横山さんのペースでやられた。考えが甘かった。目の前の敵から倒していく」。横山は「(橋本)大地とシングルでやるときは、絶対に負けません」と宣言した。

 2人の師匠にあたる大谷は「大地の周りには、ジェラシーの炎がいっぱい燃えている。注目されるやつが入ってくるのはチャンスと思って、切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」と話していた。