ボクシング高校4冠の原隆二(19)がプロ転向し、24日に大橋ジムへ入門した。インターハイ2年連続モスキート級優勝など4タイトルを獲得。3月に静岡・飛龍高を卒業後は「将来を考えて」とJRA競馬学校で騎手を目指していた。「ボクシングが忘れられず、やりたいことをやりたい」と今月退学。中学時代から知り合いだった大橋会長に直訴し、プロ入りした。

 大橋会長は「クリスマスプレゼントです。身体能力も高い万能型。将来は3階級制覇を」と褒め上げた。さらに早くも「ファイティング・エンゼル」のニックネームもつけた。本人も「スピードを生かし、どんな相手にもどんな状況にも対応できるように」と話す。

 16倍の難関を突破した競馬学校でも、専門誌などをむさぼり読み、シャドーボクシングをしたり、ボクシングから離れられなかった。鞍上(あんじょう)での手綱から自分の拳で勝負へ、2月5日にプロデビューする。