新日本プロレスが屈辱にまみれた。セミファイナル(第6試合)でIWGP GLOBALヘビー級王座戦が行われ、挑戦者ゲイブ・キッド(29=AEW)が8分48秒、デスライダー(ダブルアーム式DDT)で王者の海野翔太(29)から3カウントを奪取。王座に返り咲いた。海野は2度目の防衛に失敗した。

ゲイブは試合前からやりたい放題だった。浅見レフェリーにドロップキックを見舞い、リングサイドの棚橋弘至社長に詰め寄った。

そのまま海野と場外乱闘となり、海野の顔面をいきなり血で染めた。

その後、ようやく試合が始まると、ゲイブは棚橋社長にツバを吐きかけ、さらにベルトを投げ捨てるなど、傍若無人の限りを尽くした。

大ブーイングが起こるとファンに中指を立て、Fワードでののしった。海野も怒りをパワーに変えて反撃し、試合が佳境に入ると壮絶な打撃戦となった。

ゲイブはラリアットを狙うが、海野のラリアットと相打ちに。するとゲイブは右肩を押さえてうずくまった。レフェリーがチェックをしようとしたところで、ゲイブは何事もなかったかのように跳び起きて海野に強烈なラリアットを炸裂(さくれつ)させた。

さらにリング内外で海野をパイルドライバーで突き刺し、最後は海野も使うデスライダーで試合を決めた。

ゲイブはその後、自分の腰にベルトを巻かせた棚橋社長に張り手をお見舞い。失神KOしてしまった。そしてコーナーからベルトを投げ捨てて去っていった。

ゲイブはバックステージでも「ショウタ、人生は不公平なんだ。俺のこのブーツになるために殺される牛のようにな。お前はこのブーツになる牛のようにボコボコにされるんだ」などと最後まで海野を見下し続けた。

少し前までは「新日本愛」を叫んでいたゲイブが、AEW入りしたとたんにライオンマークに反旗を翻し、棚橋社長にまで暴行をはたらく始末。「G1 CLIMAX36」で誰がゲイブを止めるのか。