横綱白鵬(31=宮城野)が28日、大相撲春場所千秋楽から一夜明けた会見で、モンゴル相撲の元横綱でメキシコ五輪レスリング銀メダリストの父ムンフバト氏(74)がアルツハイマー病を患っていることを明かした。

 年1回のモンゴル相撲で6度優勝のムンフバト氏と同等の36度目優勝を果たした白鵬は「(36度目優勝を)ずっと目標としてやってましたから。やっとオヤジにいい報告ができる。体を悪くして、アルツハイマーの病気をしてますから」と明かした。「難しいことを言ったら分からないところがある。最近のことが分からない。昔のことはよく思い出すみたい」と父の病状を説明。「支えてくれて感謝している。今度は私の番。親として3人の子供がいますからね。立派な力士を作っていきたいね」と、親として、将来的な指導者としての抱負も話した。