26日にNHKが放送した大相撲春場所千秋楽の平均視聴率が、24・4%(関東地区、関西地区は21・6%)の高視聴率だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 13日目の取組で左肩付近を痛めた新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が95年初場所の貴乃花以来22年ぶり、史上8人目の新横綱優勝を飾った千秋楽。初優勝から2場所連続の優勝は史上7人目の快挙を達成した稀勢の里が、君が代斉唱の場面では観客総出の大合唱に男泣きする場面も見られた。瞬間最高視聴率は、午後6時、稀勢の里が優勝を決めて大歓声の中、花道を引き揚げる瞬間の33・3%(関東地区)だった。

 稀勢の里が初優勝を飾った今年1月の初場所千秋楽の視聴率も21・5%の高視聴率を記録していた。