左大胸筋の負傷などで大相撲初場所6日目から5場所連続休場中の西横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は24日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開し「次は覚悟を決めてと思っている。(横綱に)上がった時から(不振が続けば)常にそういう思いでやってきた」と述べ、次に出場する場所に進退を懸けることを明言した。

 横綱稀勢の里の報道陣との一問一答は次の通り。

 -休場の心境を

 稀勢の里 非常に状態が良く、自信を持って場所に臨んだから残念。最後までやろうという気持ちだったので苦渋の決断だった。

 -休場は5場所連続

 稀勢の里 すごく悔しい気持ちがあるが、何を言っても言い訳にしかならない。早くいい状態で土俵に戻りたい。それだけだ。

 -春場所の出場は

 稀勢の里 またじっくりと体を治し、冷静にやっていく。体と相談しながら、まずはしっかりと下半身からつくり直す。

 -次に出場する場所では進退も

 稀勢の里 しっかりと次は覚悟を決めてと思っている。(横綱に)上がった時から(不振が続けば)常にそういう思いでやってきた。また力を出せるように覚悟を持ってやる。

 -復活への意欲を

 稀勢の里 ここでは終われない気持ちだ。(初優勝と横綱昇進を決めた)1年前を思い出して、稽古を始めていく。一生懸命にやるしかない。