右手薬指負傷で大相撲春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)出場が微妙な横綱鶴竜は8日、大阪市内の時津風部屋で出稽古を行った。

 正代、豊山を相手に18戦全勝だったが、不安を隠せない。「出れば8番は勝てると思いますが…。横綱は出る以上、勝たないと、結果を出さないといけない」。稽古を見守った師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)も「あと10日あれば完治すると思うけど(今は)100%じゃない」。横綱と親方の話し合いの上で、今日9日の取組編成会議までに出場、休場の決断を下す。