貴乃花親方(45=元横綱)が大相撲春場所10日目の20日、弟子の十両貴公俊(20)が8日目の18日に付け人の序二段貴西龍(22)に暴行したことについて、暴行の発端を自身の行動が原因だと猛省した。

 貴乃花一門の阿武松親方は、貴乃花部屋から付け人の協力を要請されたことはないと明かした。貴公俊の暴力問題は、付け人の数が不足していることも一因とされる。同じ一門内で付け人を出すことは珍しくないが、阿武松親方は「貴乃花親方の考えがあると思うので、こちらから声をかけるのも失礼ですし、声をかけたら貴乃花親方も断れなくなるので、特にその話をしたことはありません」とした。阿武松親方は今月末から貴乃花親方に代わり、一門の代表として理事に名を連ねる予定だ。