1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、小結逸ノ城(24=湊)を寄り切って単独トップを守った。逸ノ城は3敗目を喫し、優勝が厳しくなった。

 初日から9連勝していた1敗の前頭6枚目魁聖(31=友綱)は、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)に不戦勝で10勝目を挙げた。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇栃ノ心(30=春日野)を押し出して9連勝とした。栃ノ心は7勝4敗。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は、前頭4枚目正代(26=時津風)を一方的に送り出して8勝3敗とした。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同2枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を寄り倒し6勝5敗。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同9枚目大翔鵬(23=追手風)に寄り切られ5勝6敗となった。

 11日目を終わって全勝は鶴竜、1敗で魁聖、2敗で高安が追っている。