2場所連続休場中で大相撲夏場所(13日初日、東京・両国国技館)での復活を狙う横綱白鵬(33=宮城野)が7日、都内の伊勢ケ浜部屋で行われた伊勢ケ浜一門の連合稽古に参加して、仕上がりの良さを見せた。平幕の魁聖、宝富士、旭大星、十両誉富士、照強を相手に13番取って全勝。感触については「まぁまぁ」と控えめだったが、充実した表情を浮かべた。

 昨年12月の臨時横綱審議委員会で苦言を呈されて以降、改善に苦しんでいた立ち合いもこの日は迷いはなかった。差し手の速さ、頭を相手の胸につけて押しきる力、相手の立ち合いをいなす技術など初場所前と比べて、完成度は高かった。だからこそ「状態がいい」と手応えを感じていた。