日本相撲協会は7日、元横綱日馬富士関による十両貴ノ岩への傷害事件などを受けて設置された暴力問題の再発防止検討委員会が8日に東京・両国国技館で中間報告の記者会見を開くと発表した。

 再発防止検討委は協会の第三者機関として2月に発足。但木敬一氏(元検事総長)が委員長を務め、角界の暴力に関する実態把握に向け、協会員への聞き取りを進めてきた。10月末までに最終報告書をまとめる予定。

 3月の春場所では当時十両の貴公俊(現幕下)が付け人を殴打し、峰崎部屋の暴行問題も発覚した。協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「どんな報告になるかは分からないが、協会としてもしっかり対応していくことになる」と話した。