個人戦は東洋大勢対決となった決勝で白石雅仁(4年)が城山聖羅(3年)を突き落とし、初優勝した。団体戦は東洋大が決勝で拓大を4-1で下し、2年連続2度目の優勝を果たした。3位は日大と日体大。

 アメリカンフットボール部の悪質な反則問題に揺れる日大は元気がなかった。1984年から16連覇を記録したこともある団体戦では準決勝で東洋大に敗戦。昨年まで2年連続で優勝者を出した個人戦は準々決勝に加藤翔太(3年)が進んだのが最高だった。

 加藤は他部の騒動による影響を「全く気にしていない。温かく応援してくれる人は大勢いる。必死に相撲を磨いて、レベルアップするだけ」と否定。一連の反則問題に端を発し、日大理事長として説明責任を求められている田中英寿総監督は会場に姿を現さなかった。