大相撲の元関脇勢(31=伊勢ノ海)が27日、女子プロゴルファー比嘉真美子(24=TOYO TIRES)と婚約したことを明らかにした。「ちょうど1年ほど前に婚約させていただきました。師匠やお世話になっている方と相談させてもらい、今後のことは徐々に決めていきます」と話した。挙式の日取りは未定だが、同じ10月11日生まれとあって、今年の誕生日に婚姻届を提出することになりそうだ。

 2人の出会いは15年夏場所。比嘉が両国国技館へ初めて相撲観戦に訪れた際、知人を介して知り合った。勢がゴルフ好き、比嘉が相撲好きとあって意気投合し、1年後に交際に発展。「会っている内にお互いが(結婚を)考えるようになって」(勢)昨年夏に勢がプロポーズ、比嘉が2つ返事でOKしたという。

 勢は16年夏場所で関脇に昇進した実力者。今年は春場所11勝、夏場所も勝ち越し、7月8日初日の名古屋場所は東前頭2枚目で臨み、三役復帰も視界に入ってきた。明るさとイケメンぶりで女性人気も抜群だ。一方、比嘉はプロ転向2年目の13年に2勝。その後スランプに陥ったが、交際開始後の昨年8月に復活のツアー3勝目、今季は現在賞金ランク3位と完全復活を果たした。

 勢はこの日、名古屋場所に向け、名古屋市内に宿舎を構える八角部屋へ出稽古を行った。春、夏場所と苦しんだ右足裏、左太ももの故障は回復に向かっており、体調は上向き。「(比嘉は)人間的にすごく尊敬できる女性。お互いが刺激しあっていきたい。結婚がゴールではなく、スタートなので、これからが大変。温かく見守ってください」と話していた。