元横綱朝青龍のおい、西幕下7枚目豊昇龍(19=立浪)が、7番相撲で東4枚目魁勝にはたき込みで勝って4勝3敗とし、序ノ口デビューからの連続勝ち越しを7場所に伸ばした。

相手の圧力を両手で受け止め、体重がかかってくるタイミングを見計らって、右からはたいた。「おかげさんで勝てました。体が軽くなりましたね」と重圧から解放されてホッとして笑った。一時は1勝3敗と黒星が先行。「あと1番だ、どうしようと思っていたら、おじさんから(電話が来て)『これ以上負けられないぞ。頑張れ』と言われて。気持ちを入れ替えて、テンションが上がりました」と話した。

おじが5場所で止まった“連続勝ち越し記録”をさらに更新した。素直に「うれしいです」という。初の幕下上位の戦いで「違いましたね」と相手のレベルが高かったことを実感した。序ノ口デビューから8場所目の夏場所はさらに番付が上がる。新十両を決めれば、おじと並ぶハイスピード。「体を大きくして、いい相撲をとりたい」。今場所の反省を糧にレベルアップを期す。