元横綱大鵬の孫、東幕下22枚目納谷(19=大嶽)が、初日から2連勝を飾った。2番相撲で東幕下23枚目古場(28=木瀬)を引き落とした。激しい突き合いの末、左にいなされ横向きになったが、「土俵の際でも余裕はあった」と体勢を立て直すことに成功。最後は前傾の相手に対して後退し、とっさに土俵へ這(は)わせた。「攻めてたけど、引いてしまったので内容的には…。押し合いで気持ちは死ぬ気でいったんですけど」と、白星の中でも反省を忘れなかった。

最近、体重を計測していないが「体が軽い感覚がある」と、動きにスピードが出てきたという。大阪で行われた3月の春場所ではチャンジャに舌鼓を打ったが、帰京後は「食べ過ぎても嫌になるので、来年までに取っておきます」と話した。

初日から務める新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)の付け人も3日目。まだ付け人業務は勉強中で「早く仕事を覚えたい」と頭をかいた。