元横綱朝青龍のおい、西幕下2枚目豊昇龍(20=立浪)が同10枚目の野上に敗れて3勝3敗、勝ち越しはお預けになった。

立ち遅れ気味だった立ち合いから、土俵際で懸命に粘ったが、押し切られた。「残念です。先に当たろうと思ったけど、体が動かなかった」。勝ち越せば、序ノ口デビューから9場所連続で、おじと並ぶ所要場所数での新十両に大きく前進できた。それだけに「緊張しました。今までになりくらい緊張しました」とこぼす。

3場所連続で勝ち越しをかけて7番相撲に臨む。4勝3敗になっても新十両は周囲の状況に委ねられることになる。「今日の結果を気にせず、次の相撲を頑張ります」と言い聞かせるように話した。