台風19号が接近する中、大相撲秋巡業が12日、甲府市で行われた。観客の帰路を考慮し、日本相撲協会は打ち出しを1時間早めるなどして対応。

13日に静岡・伊豆市で予定されていた秋巡業は、台風19号の影響で中止と決定。協会広報部によると、巡業が原則的に屋内開催となった95年以降、天災による中止は初めて。関係者によると、力士ら一行は今後の巡業に備え、12日に興行が行われた山梨県内に滞在する予定。

伊豆巡業の実行委員会の担当者は「安全を考えると中止にせざるを得ない。払い戻しの件はこれから協議する」と話した。