大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍(33=木瀬)が4222人の観客を前に爆笑トークを披露した。

11日、東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲に参加。「インタビューコーナー あの人にききたい!」で壇上に立ち、初場所を回想した。

自身にまつわる4つの数字からトークを展開。「小学校を卒業するときには(体重が)100キロ近かった」「小4でランドセルが背負えなくなった」など、幼少期のエピソードで観客の笑いを誘った。一方で初場所中に亡くなった母校近大相撲部の恩師、伊東勝人さんの話題に及ぶと「監督に出会っていなかったら近大、大相撲の世界にもいっていない。自分を強くしてくれた監督」と話し、万雷の拍手を浴びた。

上位総当たりが予想される春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)への意気込みを問われると「自分はいいので朝乃山に注目してください」。春場所で大関とりに挑戦する近大相撲部の後輩の名前を挙げ、この日一番の爆笑を巻き起こした。21日に大阪入りして、毎年恒例の近大相撲部OBによる合同稽古にも参加する予定。真価が問われる“準ご当所”の春場所へ「自分らしい気合の入った相撲で頑張りたい」と意気込んだ。