東序ノ口24枚目の勝南桜(しょうなんざくら、22=式秀)が「90連敗」の新記録を作った。

最後の7番相撲も沼野にあっさり寄り切られて7連敗。19年初場所の6番相撲から90連敗となり、自身が持っていたこれまでの89連敗を超えた。

前回の89連敗は、16年夏場所の4番相撲から18年名古屋場所の1番相撲まで。

今年初場所では場所前に入門時からのしこ名だった「服部桜」を「勝南桜」に改名して臨んだものの、心機一転の場所でも白星を挙げることはできなかった。

当初は、生まれ育った神奈川県茅ケ崎市への思いから「湘南桜」への改名を想定していたが、師匠の式秀親方(元前頭北桜)の提案で「勝南桜」に。下の名前も高校生棋士、藤井聡太2冠から取って「祥多」から「聡太」にしたが、勝ち運には恵まれなかった。

取組後の取材には応じず、新記録に対するコメントはなかった。