西前頭14枚目の千代大龍(32=九重)が、土俵の内外で芸達者なところをみせた。

東十両3枚目の白鷹山を寄り切り、2敗をキープ。本来は押し相撲だが、立ち合いで右上手を取りにいき、狙った四つ相撲で勝った。「15日間、全員違う相手なので、立ち合いのバリエーションを増やして、相手に考えさせないといけない。バカなんですけど、工夫してるんです」と理論的に話した。

オンラインでの取材対応は、小技を見せた。パーテーションと壁の隙間から顔を半分だけのぞかせるようにしてから登場し、報道陣をなごませた。「そこだけは見なかったことにしてください」と照れていた。