大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ=愛知県体育館)の番付が21日、発表された。

大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は、大関に復帰した夏場所で12勝3敗の優勝。名古屋場所は綱とりがかかる。オンラインで取材に応じた。

-今の気持ちは

照ノ富士(以下照) 来場所に向けて近づいてきたなと思います。1週間早い感じになりますけど、自分の中では変わらない。その中で準備できれば。

-綱とり

照 チャンスが目の前に来ているので、精いっぱい準備してできる限り頑張ってチャンスをつかみたいと思います。普段の準備じゃないかなと思います。

-横綱への思いは

照 やっぱり、力士になった人はみんな目指している地位。なった人しか分からないことがいっぱいある。そういう地位だと思う。だからこそ経験してみたい、そういう地位だと思う。若い衆だったころ関取なったらこれだけ変わる。幕内なったら、三役、大関なったら変わる部分ある。ならないと分からない部分が多い。なってみたい思い強い。

-大関での優勝

照 場所も盛り上がって、最後に優勝できて、結果的に経験になった場所。連覇の難しさ、そういうものを感じた。(3連覇)結果は後からついてくるもの。

-体の状態は

照 大丈夫です。(相撲の確認は)いつも通り、稽古して準備して臨みたいと思っている。

-師匠からは

照 チャンスが目の前にきているから、準備して頑張れということを言われている。気持ちの持ち方は一緒。どうこう深い思いはないんで。稽古でやったことしか場所で出ない。準備が一番大切と思っている。(自身、今は)緊張していないと思う。

-横綱白鵬

照 自分のことで精いっぱいですから。目の前の一番に集中して15日間、務めるだけです。

-2年ぶり名古屋は

照 地方場所、2年なかった。協会全体的にお相撲さんのために作ってくれた。自分も力になりたい。

-意気込みを

照 綱取りということですけど、自分の相撲を取りきって、千秋楽に力を絞り出す思いで最後、笑っていたいなと思います。

-東京でしっかり作っていくのか

照 そうですね。どこにいても準備はできる環境みんなが作ってくれている。自分がやれる範囲で準備していきたい。

-横綱になるために

照 別にそういうの深く考えていない。自分がやれること精いっぱいやって、結果的につながれば。なれなかったら、自分がふさわしくなかったということ。