新十両の西十両13枚目・朝志雄(あさしゆう、27=高砂)が、旭秀鵬を寄り切り、5日目にようやく初日を出した。「とりあえず1番勝ったんで、この一番をきっかけに流れを変えて、挽回していきたい」。
立ち合い、左を差し右からおっつけて相手の上体を起こす。まわしにはこだわらず、そのまま前に圧力をかけ続けた。「(立ち合いは)2本差しにいこうと思ったが、右は差せなかった。それでもあわてず、下から攻められたのがよかった」と会心の内容を振り返った。
苦境は十分に経験している。右膝の大けがで序ノ口まで番付を下げた。そこから必死の努力で、ようやくつかんだ関取の座。簡単に手放すわけにはいかない。名古屋場所後も両膝と足首を手術。患部を強化するトレーニングにも日々、取り組む。「自分では初日から体が動いていると思っているんで。足が出るよう、前に出る相撲をとっていきたい」とようやくのスタートに光を見いだした。

