NHKのテレビ中継で解説者を務めた元小結の舞の海氏が、負け越した大関正代(30=時津風)に対して「心のどこかに大関の制度に甘えていないか? と問いかけてみてほしい」と呼びかけ、奮起をうながした。
正代は宇良に引き落とされて2日目から8連敗となった。大関が出場しながら9日目で負け越すのは過去に例がない。来場所は5度目のかど番となる。
舞の海氏は「今場所がもしかど番でしたら、5敗、6敗あたりでもっと奮起して盛り返していくと思うんですけどね。どこかに今場所ダメでも来場所やればいいやという気持ちがあるのかもしれないですね。厳しいかもしれませんけど、心のどこかに、大関の制度に甘えていないか? と正代自身も問いかけてみてほしいですね。先場所あれだけのことできたわけですから」と苦言を呈した。
正代に対して思い入れがあるのか「たった1度の人生、誰でも大関になれないのに、その中で努力して大関の地位を張って…。もっと開き直って、暴れてほしいですね。人生楽しいんだろうかと思ってしまいますよね」と厳しめの言葉が口をついて出た。