大関とりに挑む豊昇龍(24=陸奥)が2連勝とした。大関経験者の正代(31=時津風)を寄り切りで下した。

直近の春場所と夏場所で計21勝を挙げた豊昇龍は、場所前に積極的に出稽古へ行き、対戦する上位陣と相撲を取った。連日の厳しい暑さの中でも稽古量は変わらず、同じモンゴル出身で仲の良い新大関霧島に後れを取るわけにいかないという気持ちが強かった。今場所から濃紺の締め込みを締めることを決めたのも、目指すべき地位をつかむという強い思いの表れだ。

元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏のおいとしても注目を集める24歳。会場のドルフィンズアリーナに飾られた七夕の短冊には「優勝を」と、初の賜杯と昇進を一緒に勝ち取る決意を記した。春場所11勝、夏場所10勝と直近2場所で21勝挙げている中で、大関昇進目安の「三役3場所33勝」へ白星を積み重ねる。

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