大関豊昇龍が「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で今後約1週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場したことで、横綱照ノ富士との取組がなくなった。

優勝争いに絡む結びの一番だっただけに、休場が告げられると、館内は「え~~~」のどよめきが。師匠の立浪親方(元小結旭豊)が「(前日の霧島戦で)二枚蹴りを食らった時に膝が内側に入った。朝起きた時に足がつけないほどだった。病院に行ってMRIを撮ったら、靱帯が伸びていた」と説明したように不可抗力な部分は大きいが、終盤の盛り上がりに水を差した形となった。

八角理事長(元横綱北勝海)は「残念だよね。昨日も倒れた時に我慢していたからね。一生懸命やっての話だから…」と無念の表情。後半戦の審判長を務めた藤島親方(元大関武双山)も「お客さんも残念だなって思うよね」とした一方、「まだ3人(優勝チャンスが)あるんでしょ。読めないね」と千秋楽に期待した。

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