110年ぶりの新入幕優勝に王手をかけていた東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜)が、右足首付近を負傷して大阪市内の病院へ救急車で搬送された。

勝てば優勝が決まる大関経験者の朝乃山との一番。右四つの体勢から朝乃山に圧力をかけられ、踏ん張ろうとした際に右足をひねったように映像では見えた。取組後は会場内の医務室へ直行。右膝から下をギプスで完全固定。自力で歩行できず、車椅子で運ばれた。

2敗目を喫したが、単独トップは変わらず千秋楽を迎える。優勝の可能性は3敗を死守した大の里と2人だけとなった。

千秋楽は尊富士が豪ノ山、大の里は大関豊昇龍との対戦が組まれた。

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