大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)で、110年ぶりの新入幕優勝を飾った今年春場所以来の再入幕を果たした尊富士(25=伊勢ケ浜)が29日、福岡・太宰府市内の部屋で始動した。

錦富士らを相手に19番の申し合い。体調は「最悪ですよ」と言いながら、笑顔を見せた。秋場所では13勝2敗で十両優勝を飾り、幕内復帰を決めた。場所後は自ら課した「てっぽう1000回」のノルマをこなし、再入幕の場所に備えてきた。

「全然です。何も変わらない。15日間、相撲をとるだけです」

優勝した春場所で右足首付近を痛め、復帰を目指した過程の稽古で左胸を負傷した。「ケガばかりですから」と苦笑いだが、実力はすでに幕内優勝で示している通り。同世代の大の里が大関に昇進し「刺激にはなります」。横綱照ノ富士からの金言「早く三役に上がれ」を胸に九州場所に臨む。