東前頭9枚目の安青錦(21=安治川)が東前頭12枚目の熱海富士(22=伊勢ケ浜)を破って10勝目。新入幕から2場所連続、新十両から4場所連続の2桁勝利となった。

立ち合いから熱海富士に左上手をとられ、不利な体勢となったが、右の下手から投げを打ち、足技も使いながら前へ出続けた。熱海富士が強引な小手投げを打ったところから体勢を逆転して寄り切った。

向正面の解説を務めた元関脇琴錦の朝日山親方(56)は「まわしをとられてもうダメだろうと思ったがバランスを崩さず前へ前へと出た」と現役時はスピードあるF1相撲で知られた親方らしい分析。「新十両時代は身体がどうかと思ったが、身体が起きない」と強さを評価した。安青錦は戦火のウクライナから来日して2023年九州場所でデビュー。圧倒的な強さでわずか6場所で十両に昇進した。