大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方が、日本相撲協会を退職することが濃厚となったことに、たびたび本場所を観戦する姿が中継に映るタレントのデヴィ夫人(85)が「残念ねぇ」と、さびしそうに話した。31日、かねて応援する尾車親方(元前頭琴恵光)の引退相撲で東京・両国国技館に来場。断髪式では、土俵には上がらず、用意された台上からハサミを入れた。その後、報道陣の取材に応じ「残念ねぇ。やっぱり、あれだけの記録をつくった横綱ですから、八角親方(理事長、元横綱北勝海)、相撲協会の方も、もう少し思いやりがあったら、よかったなと思います」と話した。

また、宮城野親方が師匠を務めていた宮城野部屋が昨年4月に閉鎖、師弟が伊勢ケ浜部屋に転籍後の2人で交わした会話も明かした。「(宮城野親方が)『僕は負けない』『耐える』『協会が根負けするまでやる』と言っていたのに…。誇り高き白鵬だから、もう我慢ができなかったのかもしれない。でも最初は私に『どんなことをさせられても耐えて、耐え残る』って、言っていたんですよ。でも結局、退職。気の毒だと思いますよ。あそこまで協会も、することはなかった」。協会に苦言も呈していた。

宮城野部屋の再興に向けた条件などが提示されないまま、宮城野親方は1年以上、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたってきた。だが、全く状況が変わらないことも、退職の意向を強めた要因とされている。