大相撲で新入幕から3場所連続で11勝&三賞受賞の安青錦(21=安治川)が、年6場所制となった58年以降最速となる(付け出しを除く)、初土俵から所要12場所で新三役に昇進した。日本相撲協会は1日、秋場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表。ウクライナ出身、師匠の安治川親方(元関脇安美錦)が創設の部屋としても初の小結となった。都内の部屋で行われた会見では、大関を目指すと誓った。新入幕の日翔志(28=追手風)、先場所優勝の琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)も会見した。

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従来の記録を2場所も更新するスピード出世だ。会見した安青錦は「番付を見て、名前がちょっと大きくなったのでうれしい」と笑った。小錦、豊昇龍、琴欧洲と、後に大関や横綱へ駆け上がる名力士が築いた、初土俵から所要14場所での新三役が従来の最速。最も取組映像を見て参考にしているのが元横綱の3代目若乃花という、往年の力士への敬意にあふれる“相撲マニア”は「全員すごい方。記録をつくったのはうれしい」と偉業をかみしめた。

ただ、見据えるのはさらに先だった。「もっと上の番付がある。(三役に)上がれたのはうれしいけど、満足するところじゃない」ときっぱり。「三役に上がったので、大関を目指したい」と、師匠超えで最大級の恩返しを誓った。会見に同席した安治川親方は「まじめすぎる。四六時中、相撲のことを考えている。息抜きも大事」と話しつつ、稽古熱心な愛弟子の成長に目じりを下げて喜んだ。

先場所は千秋楽まで優勝の可能性を残したが、14日目から2連敗で優勝次点に終わった。「悔しかった。先場所よりも、いい成績を残したい」。新三役場所で初優勝し、大関昇進に近づくつもりだ。【高田文太】

【秋場所新番付】安青錦が史上最速の新三役、小錦、朝青龍らの14場所を2場所更新/三役以上編