大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新弟子運動能力検査が3日、東京・両国国技館で行われ、15歳の新道帝憲(しんみち・ていけん=高田川)が受検した。

50メートル走やハンドボール投げ、反復横跳び、上体起こしなど7項目をこなし、日本相撲協会が定めた基準をクリア。合格して「めちゃくちゃ緊張したけど、自分の全部を出せた」と喜んだ。

身長164センチ、55キロと小柄。身長167センチ以上、体重67キロ以上(中学校卒業見込み者は165センチ以上、体重65キロ以上)の体格基準を満たしておらず、運動能力検査に臨むことになった。「体が小さいのがコンプレックス。自分も力士になって、体が大きくなって強くなりたい」と入門のきっかけを明かした。

小学6年からブラジリアン柔術や総合格闘技に励んだが、相撲は未経験。祖父のすすめもあり「親方が稽古の鬼と言われる。そこでやったら強くなると思って」と6月1日に部屋に入った。すり足、てっぽうなど基礎を固め、ぶつかり稽古にも取り組んでいる。

目標は体重100キロで、“倍増”を目指す。部屋に入った当初は48キロで、約2カ月で早くも7キロ増量に成功した。好物は、部屋名物のお好み焼き。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からは「食べてすぐ寝ろ」との助言を受けているとして「1食で2キロ以上食べている。特にノルマはないが、自分で頑張っている。多い時だと丼飯6杯」と明かした。

憧れの力士は若隆景。素早いところが魅力として「自分もこの体でスピードを生かしたい。若隆景が好きです」と告白した。さらに「炎鵬関みたいに、僕も十両に行きたい」と関取に復帰した小兵の名を挙げ、活躍を誓った。