今回は低迷を続ける慶大競走部の現状を掘り下げる。これまで箱根駅伝は97回開催され、同大は1932年(昭7)総合優勝1回、本戦出場30回。歴代優勝校が招待された記念大会(74年50回)、5枠増で権利獲得(84年60回、94年70回)の出場を除くと、71年の第47回大会以来50年間本戦出場が途絶えている。保科光作コーチ(36)就任直後の予選会の成績は17年27位、18年26位、19年27位、20年19位と、本戦出場資格の10位以内にはほど遠い。

原因の1つはスカウト活動。学業重視のため、駅伝部員(長距離)は高校までほぼ実績のない選手ばかり。モチベーションも低く、勝つことより「就職に有利だから」という理由で、部員になっている学生ばかりだったという。

保科コーチは就任当時の現状を「何を話しても、経験を伝えても、押しつけにしかならず、指導が空回り。話を聞いてくれない状態だった。しつけから始めましたが、天候を配慮(寒暖差等)して練習するなど、指導上の厳しさに欠け、甘さがあった」と反省する。

次回は復活に向けての具体策を取り上げる。

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