ロッキーズ菅野智之投手(36)が22日、本拠地でのパドレス戦で今季2勝目を挙げた。今季5度目の先発は、5回2/3を5安打4三振で1失点。「打者天国」と呼ばれる標高1600メートルのクアーズフィールドで、最近16試合で14勝と勢いに乗っていた地区首位パドレスの打線を封じ込めた。
繊細な投球が生きた。「スライダー、スイーパーもだいぶ違いが出てきましたし、フォーシームも両サイドに投げられていると思うので、そこが良かったと思います」。1回1死一塁はマチャドから見逃し三振。3回にはタティスを3球三振。リーグを代表する右の強打者コンビに対し、いずれもスライダーを外角低めにきっちり投げきった。スイーパーとの横変化量の差は3倍(9インチ=22・9センチと3インチ=7・6センチ)。同じ横変化でも、状況に応じて曲がり幅を変えた。
既にエースの風格が漂ってきた。投球回26回1/3はチーム最多。本拠地で2勝を挙げている先発は菅野だけだ。打者有利な本拠地でも、6球種をコースに投げ分け、失点は最小限に食い止める。ライクマン投手コーチは「ベテランとしてリーダーシップをもたらし、優れた球種の組み合わせを持ち、ゲームプランに従う」とMLBコムで絶賛した。
昨季わずか43勝だった球団に現れた大黒柱は「新しい環境で毎試合新しい発見がありますし、良いチームメート、良いコーチングスタッフばかりですごく居心地が良い」と話した。



