【真野由佳梨(まのゆかり)】MF

昨年12月に就任した新監督チャビ・アルナウ氏は、ポゼッション重視のホッケーを求めている。その点、MF真野への期待も大きくなるだろう。

「ボールポゼッションはリスク管理という面もあると思います。中盤でボールを取られることは直接的な失点につながるので、しっかり反則を取りきったり、逆サイドにパスを出すなど自分たちの時間をどれだけ長くするかを考えてプレーするのが課題です。今までだったら中央から強引に突破していたケースでも、試合の流れを考えながら、ボールをコントロールしながら攻めることを意識しています。チャビ監督のホッケーは、アグレッシブさだったり攻守の切り替えだったりで多くの運動量を求められますが、そういうところを大切にしながらもリスクを考えてつないでいくホッケーをしたいと考えています」

練習以外のコミュニケーションはまだまだだが、距離感は着実に縮まっているようだ。「私たちは監督のことをチャビと呼びますが、監督は私の名前が言いにくいのか、マヌーと呼んでくれます。練習後には足の疲れだったり体調はどうかなどと気にかけてくれて、選手個々の体のことまで気を配ってくれています」。厳しい練習の中、ちょっとだけ笑顔がのぞいた。

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