東京・板橋区の「城北中学生女子軟式野球リーグ」(主催・城北中学生女子軟式野球リーグ実行委員会)第2週が7月18日、東京・戸田橋野球場で行われた。第3試合で埼玉スーパースターズF NEXTの須永莉子(2年)が杉並ホワイトキャッツ戦でノーヒットノーラン(6回時間切れ終了)を達成、6-0で勝利した。8個の三振を奪い、走者は四死球の3人だけだった。

快記録を「試合終了後に知った」というほど投球に集中していた須永。「今日は高めの直球が伸びていたような気がした」と笑顔でふり返った。受けた山崎栞夏(2年)は「カーブが良くなかったので、直球を中心に配球を考えました」と息の合ったところを見せた。

立ち上がりの苦手な須永を救ったのも山崎だった。1回表、杉並は先頭の里見彩夏(3年)が四球で出塁すると二盗。さらに三盗を狙ったが、山崎が強肩を見せ阻止。守備で須永を勢いづけた。

須永の台頭を待ち望んでいた山口浩幸監督。「今日は完投させるつもりで準備をさせていました」と目を細めた。現在、陸上短距離とかけ持ちしているが、将来野球を選ぶことを山口監督は切望している。

▽第2週

文京Vシスターズ6―3杉並ホワイトキャッツ

アイ・ガールズ板橋5―3文京Vシスターズ

埼玉スーパースターズF NEXT6―0杉並ホワイトキャッツ

埼玉スーパースターズF NEXT3―2クイーンズ

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