人工知能(AI)と顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンク(本社=台湾)は、新陽社(本社=東京・港区)が開発した「5Gスマートサイネージ」にAI顔認証エンジン「FaceMe®」が採用されたことを発表した。

新陽社が開発した5Gスマートサイネージは、従来型のデジタルサイネージとは異なる新しいコンセプトと技術を導入した非接触式対話型デジタルサイネージだ。5G通信ユニットとAI、そして超指向性スピーカーを組み合わせることでデジタルサイネージの中に複数の画面を表示させ、複数の情報を同時に発信できるという特徴がある。

ノンインタラクティブ(非会話型)の年齢や性別・マスク有無などの顔属性判定は、高速かつ高精度に実施する必要がある。今回のプロジェクトは、複数のAI顔認証エンジンを実装して性能の比較が行われ、性能と速度においてFaceMe®を搭載することが決定した。

新陽社・柳十四男新潟LABO所長は「今回、FaceMe®を搭載した新しいデジタルサイネージを開発しましたが、AIの利用はいろいろな可能性を感じている」と話す。

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