二宮大磯シニア(南関東支部・西ブロック)

今年の春は念願の関東大会出場を果たした。田城大輔監督が指導者となって10年、初めての快挙。「昨秋は代表決定戦で涙をのんだだけに、喜びもひとしお。2回戦だったが、新たな世界を見られて選手も大きく成長してくれました」。その中心で、チームの危機を何度も救ったのは、藤原宗也(遊撃手)と加藤僚(二塁手)の二遊間コンビだった。

「投手陣は島田航佑と加藤が柱となり、打撃陣からは日替わりでヒーローが出るような試合展開でした。ただ、痛感したのは得点力不足。7月18日にスタートする3年生にとっては最後となる神奈川県大会に向け、練習の7割を打撃に割いています」と同監督。同大会では一昨年ベスト8、昨年は3回戦で敗退したが、3年前には準優勝を果たしている。「関東をつかんだ今年は、目標を優勝に置いています」と力強い。

来季に向けては右腕齋藤蓮の一本立ちに期待。女房役は身体能力の高い杉崎友哉に任せる。内野の要には俊足好打の茂泉颯汰(遊撃手)という布陣で秋の関東初出場を目指す。

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