海老名ラグビースクール(神奈川・武田小三郎校長)の6年生には5人のリーダーがいる。高梨成主将を、扇清悟、藤樫春真、島田幸苗、髙橋美音の4人がワイワイ言い合いながら支えていく。

モットーは「日ごろの練習からタックルとか基礎を学んでいくことで、試合にそれが出る。どんな練習でもきっちり全力でやろう」。決まった過程を聞くと島田が間髪入れずに「みんなで決めました。『こういうワードを入れよう』とか相談して決めたんです」と話す。「チームの強みは、諦めないところと仲間を見捨てないところ」とワンチームを連想させる言葉が飛び出る。

恒例の菅平合宿を前にしての目標は、今冬に開催されるヒーローズカップと神奈川県ミニラグビーファイナルカップの2大大会での躍進だ。高梨は「今年は6年生だけで17人。人数も充実しているし、しっかり勝ち進みたい」。

ラグビーとは? と問えば、よどみなく答えが返ってくる。扇は「チーム全体で協力しないと点を取れない。コミュニケーションが大事なので、友達との絆を深め合いながらプレーできるのがいいところ」。インタビューにも一致団結ぶりが明確だった。

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