◇3月25~27日◇沖縄・コザしんきんスタジアム◇日本ポニーベースボール協会主催

市原ポニー(千葉)が10チームが参加した東日本勢で最高のベスト4に進出した。1回戦から登場し、大量得点で3チームを破ったが、準決勝で優勝したポニー筑後リバーズ(福岡)に敗れた。昨秋の関東大会初出場で初優勝した神田Rebase(東京)は0―1で筑後に惜敗した。大会は2日目の悪天候で一部日程変更されたが、地元スタッフを中心にした手厚い協力で決勝まで行われた。(写真協力・大橋直志)

【市原ポニー堂々4強】

悪天候による日程変更の影響で、大会途中から90分を迎えるのと同時に打ち切られるルールが導入された。5回表を迎え、筑後に0―5とされた市原の攻撃時間は限られていたが、あきらめない。1死後、御薗世良(3年)が中前打で出塁した。根本啓豊(3年)、鹿倉隆志(3年)が四球を選び1死満塁。結局は大会通じて無失点だった筑後投手陣から作った数少ないチャンスとなった。後続は続かなかったが、見せ場は作った。5回裏、時間切れで敗れたが、3勝を挙げての尊いベスト4だった。

23人の3年生で沖縄入りして、全員が出場した。4試合で28得点、7人の投手が小刻みな継投で、試合を壊さなかった。

那須勇元監督は打線も投手陣も、それぞれが持ち味を発揮していたのがうれしかった。「全員が大会に合わせて調子を上げてくれたのが素晴らしい。個々に、力を出してくれた。3年生全員が、仲良く、元気に頑張ってくれた」と選手をたたえた。

▽準々決勝

愛知木曽川ポニー2ー8市原ポニー(6回時間切れ)

【愛】小角、青山、鈴木、北浦、秋谷―小島【市】亀田、三浦、佐々木、宮川、團―鹿倉

▽準決勝

市原ポニー0ー5筑後リバーズ(5回時間切れ)

【市】佐々木、三浦、宮川、團―鹿倉【筑】山田、大隅―堤 [二] 福﨑(筑)山田(筑)

【清瀬ポニーズ手応え「攻撃力示せた」】

3年生10人で臨んだ清瀬ポニーズは、11安打を放って初戦を突破した。五十嵐徳真、井上握の1、2番に4番で捕手の坂田幸太郎らの打線が、冬の練習での成果を見せた。2回戦で敗れたがこの試合でも8安打。7番栗原陽は、2試合で5打数4安打を記録した。

八景千秋監督は「攻撃力は示せたが、投手を含めた守りがこれからの課題」。投手陣は、小柴良祐、関口颯太、小山亜伊登の3人を柱に強化を図る。同監督が実感したのが西のチームとの体力面での差。成長していく選手に向け「コツコツ積み重ねて、高校卒業までに追いつけばいい」と話した。

【3日間31試合 手分けしグラウンド整備 スタッフも役員も一丸開催】

大会は第1日から悪天候が予想された。そのため、協賛のエスプランナー社の理解もあり、開会式を中止。すぐに5球場に分かれて試合を開始した。

各球場に強い雨が降った第2日。午前中に雨脚が弱まると、それぞれ地元スタッフや全国の役員が手分けして、グラウンド整備が行われた。選手はホテル待機だったが、各チームが時間差で、コザしんきんスタジアムに隣接する「コザしんきんドーム」での練習時間が設けられた。プロ野球・広島のキャンプ施設とあって、選手は口々に「こんなすごいプロの施設で練習できて、思い出になります」と大喜び。6時間遅れで、90分制を導入して準々決勝だけ行い、準決勝、決勝は翌日に持ち越された。

最終日は各チームの移動便を考慮して、素早い進行が求められたが、準決勝、決勝ともテンポのある、好ゲームとなった。昨年は悪天候で決勝まで消化できなかったが、一部の交流戦こそ中止になったものの、31試合を行い幕を閉じた。