「エイジェックカップ第51回日本リトルシニア日本選手権大会」が8月1~5日、東京・神宮球場を中心に全国から32チームが参加して行われる。関東連盟からは夏の関東王者・世田谷西、春夏連覇が懸かる取手、悲願の全国制覇を目指す東練馬、17年ぶりの竜ケ崎、初めての練馬北など関東連盟夏季大会を勝ち抜いた12チームが出場する。大会を前に、チームの主将、監督に「日本一」を目指す意気込みを聞いた。※チーム名、出場回数と最高成績、写真はチーム提供

【世田谷西 最後まで執念を】 2年連続15回目=02、08、13、17年優勝

藤原康聖主将 みんな野球が大好きです。プレー1つ1つに真剣に向き合い本音で言い合えるチームで最後まで執念を持ち、全力で野球を楽しみます。

吉田昌弘監督 ずば抜けた選手はいませんが、チームワーク良く粘り強いのが特長です。体力・技術・精神力全てにレベルアップし、タフに戦いたい。

【取手 中学硬式「3冠」へ】 2年連続8回目=12年準優勝

荒井優聖主将 中学硬式野球「3冠」を目指して日々練習に励んでいます。投打ともにバランスよく切れ目のない打線で、最後まであきらめず戦い抜きます。

石崎学監督 全国のチームと対戦できることに感謝し、チーム一丸となって一戦必勝で戦います。

【中本牧 守り勝つチーム】 4年ぶり19回目=95、04年優勝

浅沼慈道主将 投手を中心に守り勝つチーム。選抜大会は準決勝で負け悔しい思いをしました。本牧ブルーが全国「青覇」に向け一味同心で頑張ります。

村上林吉監督 日本選手権とジャイアンツカップ出場をかなえたのであとは全力で戦うことです。2年生投手2人と1、2番の出塁率が鍵になります。

【静岡裾野 3回目の栄冠だ】 3年ぶり11回目=11、18年優勝

杉山育夢主将 つなぐ打線と堅い守備、高い投手力で厳しい試合も勝ち切る勝負強さが魅力のチームです。主将として行動で引っ張っていきたい。

佐藤裕徳監督 春からけが人が多く苦しい状態でしたが、ベンチ入りメンバーをたくさん使い、逆にチーム力が上がってきた。3回目の栄冠を目指します。

【千葉市 一戦必勝で臨む】 4年ぶり9回目=13、16、19年8強

吉岡蓮主将 チームの強みはそれぞれがやるべきことをしっかり出来ること、打撃で積極性があること。挑戦者として一戦必勝! 全員野球で臨みます。

菊間津久実監督 打撃力と走力は状況に応じた対応ができているが、守備面では内野の細かい動きと状況を想定した対応力が課題。さらなる成長に期待。

【戸塚 全力で野球楽しむ】 2年連続9回目=14年4位

富田雄帆主将 苦しい試合展開でも自分たちのペースにもっていけるような声掛けや、全員が全力で野球を楽しむ雰囲気づくりを意識していきます。

吉島良紀監督 投手陣は山口の成長で守備全体が安定してきた。センターライン中心に最少失点でしのぎ、確実に得点する戸塚本来の野球が出来ている。

【栃木下野 挑戦する大切さ】 2年連続6回目=16年優勝

増川風雅主将 支部春季大会2回戦敗退で3年生6人ではだめかと思ったが、監督は諦めず挑戦する大切さを教えてくれました。神宮球場で試合をしたい。

秋山和久監督 日本選手権に出場できるだけでよくやったと言えるチーム。欲を出さず全力疾走で駆け抜けて、下級生たちにつながる姿を見せてほしい。

【浦和 最高の仲間と頂点】 4年ぶり11回目=19年優勝

臼井恭平主将 浦和らしい粘り強さで厳しい試合を突破してきた。本戦では常に挑戦者であることを忘れず、最高の仲間と最高の舞台で頂点を目指す。

品田聡一監督 埼玉県唯一の代表となりました。19年の優勝以来の出場となりますので、先輩に負けないように全力で頑張ります。

【東練馬 打線は上り調子】 3年連続14回目=21年準優勝

齋藤塁主将 選抜大会であと1歩のところで全国制覇を逃し、悔しい思いをしました。チーム一丸となって、目指すは東練馬初の全国制覇のみ。

宮島一也監督 ここにきて打線は全員の調子が上がって、勢いがつけば大量得点も期待できる。投手も左右複数のタレントがそろい、一戦必勝でいきます。

【竜ケ崎「1」にこだわって】 17年ぶり3回目

西田和主将 雰囲気がよく、全員が最後まで諦めず、楽しく実施できていることがよさだと思います。主将として、一番声を出してチームを引っ張りたい。

小泉亮人監督 試合を重ねるごとにチームが1つになりました。選手の可能性、逆境をはね返す姿勢が勝利へつながった。「1」にこだわって躍動したい。

【江戸川中央 テーマは不動心】 2年ぶり13回目=09年優勝

諸川史也主将 全国大会出場を目標に練習し、次の目標は全国大会優勝!  主将としてチームをまとめ、みんなの道しるべとなり、引っ張っていきます。

屋代剛一監督 勝ち抜くために打力の向上に取り組んでいます。テーマは不動心。勢いを大事にしながら一喜一憂せず、守り勝つ野球に打力を加えたい。

【練馬北 「我武者羅」に!!】 初出場

小沼颯衣主将 目標はベスト8。個々の力を合わせてその力を何倍にもできることがよさです。強豪チームばかりなので「我武者羅」にプレーしたい。

栁澤達也監督 敗者復活戦から初出場をつかみとることができた。1人1人が自分の役割に徹することができるチーム。3年生13人と長い夏にしたい。

【大会優勝チームはGチャンピオン大会進出 決勝舞台は甲子園!!】

○…日本選手権優勝チームは今年新設された「エイジェックカップ中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ」に進出する。中学硬式の5団体の夏の優勝チームが出場の大会で、8月28日に大阪シティ信用金庫スタジアムで1、2回戦が行われ、リトルシニア代表は2回戦でポニーリーグ代表と対戦。勝てば翌29日に阪神甲子園球場で決勝戦を行う。