南東北ヤングBCが2年連続2度目の優勝を果たした。2回戦から4試合連続コールド、決勝戦は15安打11得点の強打が光った。準優勝の栃木ヤングBCは7年ぶり優勝こそ逃したが、勝負どころの集中打や堅い守備で決勝に進出した。3位の横浜旭ヤングBC、千葉沼南ヤングとも、昨年秋よりチームの成長を印象づけた。【取材・久我悟】
■走塁も磨きかけた
ネットを揺らすほどの強風を南東北のスイングが切り裂いた。打球が強い。次々に野手の間を抜け、芝生の上をはねた。決勝戦は1点を追う1回裏は2死三塁から3連打で2点、2回は6本の長短打で5点、3回は2死から6連打で4点を奪った。
4番・菊地洸佑(3年)、5番・堀川結生主将(3年)、6番・百田律月(3年)は3イニング連続3連打で猛打賞トリオを結成した。チームは今大会5試合で通算51安打50得点。4連続コールド勝利で攻撃回数は21イニングだから、1イニング平均2・38点をたたき出した。
「超攻撃野球」を掲げ、東日本ブロックを代表するチームになった。まず鍛えるのは打撃だ。福島・葛尾村の練習場に2面あるグラウンドのうち、片面を打撃マシンとティー打撃でひたすら打ち込む。堀川主将は「同時にその打球で守備練習もするんです。どんなノックより練習になります」と、強い打球にもひるまない、超攻撃的な守備も身につけた。
さらに今大会は二塁から再三単打で生還するなど、走塁センスが光った。全力疾走に加え、本塁には余裕があっても必ず滑り込むひたむきさもある。堀川主将は「常に2つ先の塁を狙っています。打撃も守備も走塁も超攻撃野球を目指しています」と胸を張った。
今後は夏の選手権を目指す北日本支部予選、他団体の強豪とぶつかるジャイアンツカップ予選が控える。「悔いを残さず笑顔で終われるように、全国制覇目指します」と堀川主将のコメントも攻撃的だ。
■佐藤璃がMVP ○…南東北の8番・佐藤璃空(3年)が打率4割2分9厘で最優秀選手賞を獲得した。志賀琉斗(3年)、菊地、百田ら5割超の打率を残したが、8打点の勝負強さが評価された。冬の期間は腰痛で思うように練習できなかったが、春を迎えて徐々に回復。「驚いてます。夏に向けてけがしないようにしたいです」と話していた。
▼準決勝
横浜旭000 00=0
南東北250 1X=8
【横】穂満、堀田、八巻―渡辺【南】志賀、岡田―堀川 [二] 山口(横)、志賀、菊地(南)
千葉沼南000 020 0=2
栃木 301 000 X=4
【千】橋本、薮下―山根【栃】河原、喜多見、長尾―澤井 [二] 橋本(千)、長尾、齊藤(栃)
▼決勝
栃木 100 0=1
南東北254 X=11
【栃】齊藤、長尾―澤井【南】遠藤―堀川 [二] 志賀、佐藤璃(南)
▼1回戦
川崎8―3春日部
横浜旭11―7本庄
山梨BANDITS6―4水戸青藍舎
南東北7―1厚木
つくば11―3相模原ジャイアンツ
埼玉SP8―1県央ブレックス
ROOTS4―3大網白里
上越4―1横浜侍
▼2回戦
川崎12―5新潟
横浜旭4―2オセアン横浜
取手4―3山梨BANDITS
南東北12―3西湘パワフルズ
千葉沼南3―2つくば
埼玉SP6―2横浜APEX
栃木7―5ROOTS
上越10―9相模原
▼準々決勝
横浜旭6―5川崎
南東北12―0取手
千葉沼南12―2埼玉SP
栃木11―4上越

