6月のAKB48選抜総選挙で5位に入ったNGT48荻野由佳(18)が11日、大手芸能プロのホリプロから契約オファーを受けた。

 動画サービスSHOWROOMの生配信中、同事務所の関係者からの手紙をスタッフから受け取った。

 「メンバーになってからも、イベントや握手会、SHOWROOMを全力でやっている姿をよく見ていました。そんな全力でやる荻野さんに、ホリプロの所属を正式にオファーしたいと思います」と書かれた文面を自ら読み上げると、「えーーーーーっ!」と絶叫。冒頭から「いつもどおりの普通の配信ですから。何もない…」と話していただけに、まさかのサプライズだった。

 荻野は「突然の発表で驚いているけど、ホリプロさんに所属させていただけるということで…」と、目を見開いて驚きをあらわにした。突然、舞い込んできた大きなチャンスに「『スーパー荻野由佳』になれるように頑張ります。このようなきっかけも、ファンの皆さんがいてくれたからこそ。チャンスは貯金できないので、ものにしたい」と移籍に前向きな姿勢を見せた。

 同事務所によると、何年もオーディションを受け続けてアイドルになる夢をかなえた荻野の不屈の精神を高く評価し、活動をつぶさにチェックしていたという。今月に入って荻野と面談し、移籍オファーを決心したようだ。

 荻野は不遇の時期を経てNGT48に加入し、今年の選挙では速報1位、本番でも5位にランクインした。選抜メンバーとしての活動も始まったところで、事務所移籍の打診と、まさに絵に描いたようなシンデレラストーリーだ。荻野は「NGT48として歌とダンスで活動してきたけど、これからは視野を広げて、苦手な演技にも挑戦できたら。あまり上手じゃないけど、バラエティーとかにも出演できる実力を付けたい」と、早くも移籍後の青写真を明かした。

 同事務所には、元AKB48板野友美ら多くの卒業生が所属している。現役メンバーではAKB48宮崎美穂、SKE48佐藤すみれ、山内鈴蘭がいる。6月からはSKE48を卒業した石田安奈も加入したばかりで、活躍が期待される若手女性タレントの宝庫となっている。